交通事故治療について

ムチウチとは、交通事故などによって、首に急激な衝撃が加わり起こります。(交通事故以外にも、スキーやボードなど、スポーツでもムチウチは起こります。)
衝撃により頚椎が前後左右にもっていかれ、鞭のようにしなりむち打ちは発生します。
臨床的には頚椎捻挫型、頚部交感神経症候群(Barre-Lieou型)、神経根型、脊髄型に分類されます。

• 軽いムチウチでは、首周辺の痛みや違和感が主な症状となります。
  しかし、ひどいムチウチでは首・肩・背中・腕まで痛みの範囲が広がります。
• ムチウチは2週間位の安静（固定）が必要とされ、その後、更に重度になると頭痛・吐き気・めまい・耳鳴り・手足のシビレ・マヒなどを来たします。
  それ以外にも精神的に不安定になり、症状がいつまでも続きます。

交通事故による主な症状

頭痛・めまい・吐き気・耳鳴り・手足のしびれ・首・肩・膝・腰の痛み、関節痛・関節運動制限・コリやハリ・脱力感・食欲不振・睡眠障害・強い疲労感・骨折・脱臼・捻挫・打撲・挫傷

※その他の症状につきましても、「もしかして...」と心当たりのある方はお早めにご相談ください。

治療の流れ

これだけは知っておいて！～交通事故治療豆知識～

自賠責保険をご存知でしょうか？

自賠責保険とは「強制保険」とも呼ばれ、自動車損害賠償保障法（自賠法）に基づいて、交通事故による被害者を救済するために、原動機付自転車を含むすべての自動車に加入が義務づけられている保険です。
交通事故の被害者が、泣き寝入りすることなく最低限の補償を受けられるよう、被害者救済を目的に国が始めた保険制度です。

被害者の保護を目的としているので、本来は保険の契約者である加害者が保険金の請求を行うのですが、被害者も自賠責保険に対して請求できます。
被害者が請求を行う場合は保険金の請求ではなく損害賠償の請求と呼ばれますが、被害者にとっては同じ金額が補償されます。